今回は、当センターの省エネ計算の見積りの考え方についてお伝えさせて頂きます。
住宅
以下の考え方により金額を決定しています。
- 間取りのタイプ(Aタイプ、Bタイプ、Cタイプ・・・・、分譲マンションなどの住戸タイプです。)毎に省エネ計算をする必要がありますので、タイプ数が増えれば増えるほど、比例的に金額が上がります。同じタイプ数でも、階高の違いなどがあるとその住戸も計算する必要があります。
例えば、①2タイプ:延床面積2,000㎡の物件と、②15タイプ:延床面積500㎡の物件ですと、②の方が延床面積は小さいですが、タイプ数が多いため、金額は高くなります。
- 間取りタイプの複雑さは影響されます。メゾネットタイプなどは計算が複雑になります。
- 共用部は延床面積が大きくなれば比例的に金額は上がります。
非住宅
以下の考え方により金額を決定しています。
- 延床面積が大きくなればなるほど、計算対象面積が増加するため、比例的に金額が上がります。
- 断熱材が、屋根か天井かにより、屋根断熱で計上が複雑な場合などは金額が上がります。
- 外皮の形状が複雑な場合は金額が上がります。
これらを複合的に判断して見積金額は決定しております。
福祉施設、高齢者施設、保育園、病院などは複雑な形状や屋根断熱などにより、金額が上がる可能性があります。
一方、(事務所用途を含まない、もしくは事務所用途が軽微な)工場は、簡易計算ができますので、最安値で対応できます。以下のコラムも参考にしてください。
https://www.ceec.jp/column/2020/05/29/low_cost/
店舗で完了検査までに空調が入らない場合(完了検査後、テナント工事により設置の場合など)は外皮計算が必要なくなりますので、最安値で対応できます。
複合建築物
1-3階:店舗・事務所など、4階以上:共同住宅の場合は、非住宅計算と住宅計算のそれぞれの計算が必要になります。
1階:店舗、2-5階:事務所の場合は、非住宅のみになりますが、店舗モデルと事務所モデルで2用途で計算をする必要があります。
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※専門的な内容となりますので、個人の方は設計事務所や施工会社を通してご相談された方がスムーズです。