環境省が2024年度、省エネルギー対策が遅れている既存ビル向けに、高効率エアコンの導入や断熱改修などを促す補助事業を新設する方針を固めました。
既存ビル全体の省エネ性能を底上げする狙いで、同年度予算概算要求に金額を示さない事項要求として盛り込むとのことです。
高性能な省エネタイプの空調やLEDを使った照明機器、断熱窓などの導入が対象となる見通し。
ゼネコン大手各社は近年、工事中でもビル内の業務への影響を最小限に抑えられる改修工事を手掛けており、休業の必要はないとのこと。
今回の事業は、厳しいZEBの基準を満たさなくても補助を認める方向。
現在、既存ビルではZEBへの改修を進める民間事業者や自治体へ床面積に応じて5億円を上限に費用の3分の2を補助する制度があり、同省はこうした仕組みを参考にするとのことです。