清水建設株式会社(東京都中央区)が杉並区で設計施工を進めている河北総合病院移転建設工事について、ZEB Oriented認証を取得しました。
急性期病院の同認証の取得は都内初であり、全国でも3例目となります。ZEB Orientedの対象は従来のZEBのカテゴリーの達成が難しいとされていた延床面積1万㎡以上の大規模建築。一次エネルギー消費量の削減基準は建物用途によって異なり、病院建築の場合は30%以上となっています。
認証取得により、環境省の令和4年度ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業に採択され、補助金を得る見込み。省エネルギー効果により、毎年CO2を1,260t、ランニングコストを約3,700万円、削減できる見込みであり、発注者に環境面とコスト面で大きなメリットをもたらします。
清水建設は引き続き、設計施工の大規模建築についてZEB Orientedの認証取得に取り組み、日本政府のCO2削減目標やSDGsの達成に貢献していく考えとのことです。
環境認証 | 物件名 | 所在地 | 竣工年月 | 階数 | 構造 | 延床面積 | 評価 |
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BELS | 河北総合病院移転建設工事 | 東京都杉並区阿佐谷北1 |
2025/5 |
地上9 |
S造 RC造 |
32,844㎡ | ZEB Oriented |
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